嬢は息も絶え絶えな侑子から離れると、何かを棚から取り出そうとしている。
(はあ・・・はあ・・・・想像以上に・・・すごい・・・)
侑子は束の間の休憩にようやく思考を巡らすことができた。ほんの 30 分前には想像もしてなかった体験をしていることに驚きと興奮を覚えていた。少しして、嬢の気配が近づくのが分かった。心拍数が少し上がる。
嬢「さあ、次はここね ♡」
目隠しをされて何をされるかわからない。嬢はそう言うと何やら冷たい感触が侑子の足の甲に触れた。
侑子「ひぃっ!・・・んんっ!!・・・何!?んんっ」
両足に垂らされたのは乳白色のボディクリーム。明らかに過剰な量が足の甲に広がった。嬢は侑子の右足をそっとつかむと、そのクリームをゆっくりと足首から足先にかけて広げる。ゾワゾワとする感覚に侑子は足を動かしたくなるが、拘束されていて足首より下だけ僅かににしか動かせない。
侑子「はあ・・・はあ・・・はあ・・・んっ」
若干のくすぐったさを覚えるもまだ耐えられる。そう思った瞬間、嬢は人差し指を侑子の右足の親指と人差し指の間にゆっくりと挿入した。
ニュルル・・・・
侑子「あああああっっっ!!駄目っ!!!んんんっ!!くふふっあはははっっ」
嬢の指は決して急がずゆっくりゆっくり出し入れする動作で親指と人差し指の間を動いていく。
ズチュッ・・・ニュル・・・ズチュッ・・・・ニュル・・・
侑子はこそばゆくてしょうがない、でもギリギリで耐えられるその指の出し入れから逃げるようにして上半身を揺らす。だが拘束はきっちりとされているのでほとんど動けなかった。足をグーにしたりパーにしたりして逃げようとしても嬢の指はしつこくつきまとってくる。
(ああっ!!・・・・くすぐったいーー!!・・やだあ・・・)
十数往復した指は侑子の人差し指と中指の間にターゲットを移す。少し慣れてきたところにすかさず新しい刺激を与えられ、体を激しく動かす侑子。
侑子「ああっっ!!!・・・あははははっ・・・くぅっ!!・・・・んんっ!!・・・あはははっっ!」
嬢の指は十数往復すると次の指の間に移っていく。そのたびに侑子は大きな声を上げてしまう。
嬢「楽しそうねぇ ♡」
そんな姿を見下ろして嬢は顔を綻ばせ、今度は右手で指の間の出し入れを続け、左手で足の裏を優しくくすぐり始めた。
侑子「んんっっっ!!ああはははっ・・・・あああああっっっ!!!」
両手同時攻撃に更に大きな声を上げてしまう侑子。
3 分ほど右足を両手でくすぐられて嬢の手がようやく離れた。侑子は息も絶え絶え、ぐったりとしている。
(これ・・・・ヤバイ・・・・)
嬢「まだ片足よ?」
(・・・え?)
そう言って今度は左足をなぶり始めた。
侑子「あはははは・・・やだ!もうタイムっ!・・・あははは・・・駄目っ!!んんっっ!!」
嬢「ガ、マ、ン ♡」
侑子「あはははは・・・・んっ・・・んっ・・・・くふふっ・・・・」
くすぐられているのは足首から先だけなのに足全体がくすぐったいように感じる。拘束を振りほどこうとしてもきっちりと M 字開脚で固定されていて逃げ場はない。嬢の手の動きは相変わらずゆっくりで、耐えられるギリギリを責めてくる。
(こんなの・・・・おかしい・・・おかしくなっちゃううう・・・)
侑子「んんっ・・・いやっ・・・・くっふふっ・・ああんっ」
左足も数分間たっぷりくすぐられ嬢の手が離れる。
侑子「はあ・・・はあ・・・・はあ・・・・」
(おわった・・・・?)
嬢の手が両足に同時に伸びる。
侑子「んああああっっ!!」
両足の甲を嬢の長い指先がツーッとなぞる。侑子はこそばゆさを感じながら足先から背筋にかけてゾワゾワーッと軽い電流が走るような感覚におそわれた。今度はもっと優しく触れるか触れないかの優しいタッチで足の甲を指先が行ったり来たりする。指が上下左右に動くたび、体がビクッビクッと反応してしまう。
先程までの明確なくすぐったさではなく、むしろ快感に近い刺激を侑子は感じていた。
侑子「んっ・・・・あっ・・・・んんああっ!・・・やだ・・・ああんっ」
両足の甲をなぞっていた嬢の指は足の裏、指先の方へ移動していく。ねっとり、そしてゆっくりと優しく動く指の動きがもどかしく、ついつい腰が動いてしまう。
侑子「だめ・・・・だめ・・・・ああんっ・・・んっ」
そうしてたっぷり数分優しい刺激を受けたあと、嬢の指はようやく足先から離れていった。
くすぐったさはすでに確かな快感に変わってきていて、秘部を隠しているパンツには大きなシミができていた。
嬢「さて、終わりにする?」
嬢は手についたボディクリームをタオルで拭き取りながら目隠しされたまま息を整えている侑子にそう声をかけた。