亜矢「届いたよ。あれ。」

亜矢とユウタはネットで知り合ったくすぐりフェチの友人同士。くすぐるのが好きなユウタとくすぐられたい亜矢はボイスチャットで通話していた。

お互い離れた距離にいる二人は直接会ったことはなく、たまにチャットするだけだったが、先日とある商品が発売されてついに手に入れることができたのだった。

亜矢の元に届いたのは、ブーツのような長靴のような、脚をヒザ下からすっぽりと覆うことのできるマシーンだ。

ユウタ「俺の方もバッチリ。」

そしてユウタの手元には踵から下の部分だけの足の形をした模型が左右一つずつ。マネキンといったほうが近いかもしれない。

ブーツと足のマネキン、2 つで機能するそれは、最新型のリモートくすぐりマシーン。遠く離れていても、足のマネキンに与えた刺激がそのままブーツを履いた人にそのまま伝達出来るというもの。

リモートが当たり前になった世の中で、くすぐりも遠隔地から出来るようになってしまったのだった。

スマホのアプリと連動させ、初期設定を行っていく二人。亜矢はこれからくすぐられることを想像してドキドキしていた。

(離れた人にくすぐられるなんてどんな感じなんだろう・・・)

亜矢は裸足になりブーツ状のマシーンを両足履いて、しっかりと脱げないように装着した。これでもう外さない限りはなされるがままにくすぐられる。

亜矢「準備できたよ。」

ユウタ「よし、こっちも準備完了みたい。テストしてみよう。」

チャット越しにそう話すユウタ。離れた 2 つの機械の同期が完了し、あとはユウタが足のマネキンに触れれば亜矢の脚が刺激される。

ユウタはゆっくりとマネキンの土踏まずを人差し指でツーっとなぞってみた。

亜矢「あああっ!きたっ!!くすぐったい!」

ユウタ「おお、すげ」

そう言って両足の土踏まずをゆっくりと両手の人差し指で往復する。

亜矢「くっ、ふふっ、あははははっ!すごいっ!くすぐったい!!」

身体をビクンとさせながら驚嘆する亜矢は、本当にくすぐられているかのような感覚に思わず声が出てしまう。

亜矢「きゃははは、あっ、そこっやばいぃいいあははははっ!」

人差し指だけじゃなく、複数の指でひっかくようにふくらはぎをくすぐるユウタ。マネキンの脚をくすぐると、チャット越しに亜矢が笑う。その体験に感動していた。

ユウタ「これすげー。まじすげー。」

亜矢「あああっ!あははっ、くふっ、ふふっ、ああっ!ははは」

ユウタの手つきはそこまで激しくなく、むしろ優しめなのだが、亜矢は足の裏がすごく敏感だった。ちょっとくすぐっただけですぐ声が出てしまう。

ユウタ「じゃあさ、このアプリの機能使ってゲームしようよ。声我慢して。3 分耐えられなかったらお仕置きね。」

アプリには音の音量を測定するセンサーがついていて、大きな声を出したらセンサーが反応する機能もついていた。もちろんタイマー付きである。

亜矢にはなんのメリットもない勝負だが、M っ気のある亜矢はこの状況に興奮していて、無言で肯定する。

ユウタ「スタート。」

そう言ってユウタはアプリをスタートさせると、ゆっくりと両足をくすぐり始める。いきなり全力でくすぐっても楽しくない。弱点を探りながら少しずつ強めていくとこにした。

亜矢はベッドに横たわり両手で口を抑えながらこそばゆさを我慢する。さわさわと緩急をつけられてくすぐられていて、もうすでに結構ツライ。

亜矢「くっ・・・・んっ・・・・っ・・・」

小さな声がときより出てしまうがアプリのセンサーに引っかかるほどではなかった。

ユウタは、土踏まずから始め、踵、そして足先へと狙いを変えていく。足の甲も優しくフェザータッチで撫でるように触る。

亜矢「っっ!っっぅっ・・・・」

足の甲のゾワゾワとした感覚が脚全体に広がり思わず声が出そうになる亜矢。その後も足の裏と足の甲をランダムにくすぐられ、緩急をつけた動きに必死に声を我慢する。

亜矢「んっ・・・・くっ・・・・・ぅ・・・・」

ユウタ「あと、1 分」

亜矢(もう少し我慢すれば・・・っ・・・)

ユウタは不意に、用意してあったオイルをマネキンの足の甲に垂らす。

亜矢「!!!!んっ!」

液体が足を伝う感覚を覚える亜矢。ユウタはオイルを足全体に塗り広げると、マネキンの足の指と指の間に自分の手の指を滑り込ませて出し入れしはじめた。

亜矢「あああっ!!くぁっ、んんんっあああ!!」

アプリが反応する。

ユウタ「はい、亜矢の負け。お仕置きね。」

亜矢「いきなりっ!ああっ、あはははは、ひどいぃぃよぉ!くははは、あははははっ」

ユウタはヌルヌルになった指と指の間をくすぐりながら土踏まずをカリカリとひっかく。マネキンは逃げないので弱いところをくすぐり続けることが出来た。

亜矢「あああっ!!ははははは!!ひゃああああはははは、んんっっっ!!はははやだっ!やめっ!あははははっ」

どんなに足をバタバタしても刺激からは逃げられなかった。存分にくすぐったあと、ユウタは少し休憩する。そして、次のアイテムを準備する。

亜矢はユウタが何をしてくるか何もわからない。ただ乱れた息を整えるしかなかった。

亜矢「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、、ふぅ、、ふぅ、、、っああああっっ!!!あははははっやだっそれだめっ!!あひひひっ」

チャット越しに振動音が少し聞こえる。ユウタが手にしているのは電動歯ブラシ。それを指と指の間をコシコシと弱めに擦ったのだった。

初めての感覚に声を荒げて笑う亜矢。ユウタは指と指の間を一つ一つ移動していく。

電動歯ブラシを両手に持ち、指先に一つ、土踏まずに一つ使ってマネキンの脚をくすぐり倒す。

ユウタ「お仕置きにしっかり歯ブラシで脚をお掃除しようねー。逃げられなくて楽しいねー。」

亜矢「あはははははははっ!苦しいっ!!もうだめっ!!くははははははっ!ひひひひっあああっ!!」

オイルまみれにされ、電動歯ブラシで足先全体をくすぐられている感覚は強烈だった。

亜矢「だめっ!だめぇ!あははははははっ!あーーははははっだめぇはははは」

弱点が大体わかってきたユウタは、その後も緩急をつけながらリモートで亜矢の脚をたっぷりとくすぐり続けた。それは亜矢がぐったりと反応しなくなるまで続いた。

▽▽

プレイが終わり、チャットを終える二人。

亜矢(やばすぎる・・・・でも・・・楽しかった・・・)

二人ともしっかりとこのマシーンの虜になってしまったのだった。

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